
本日は、新型コロナウイルスが、精神的にも影響を与え、自殺リスクがあがってしまいますというお話をします。
どのような人に向けての記事か
・新型コロナウイルスが私たちに与える精神的負荷について知りたい方

この記事を読むと、新型コロナウイルスが私たちに与える精神的負荷について知ることができます。
歴史を振り返ると、人間とウイルスは何度も闘ってきました
まず、今回の新型コロナウイルスの影響で世界では多くの方々が亡くなっています。
歴史を振り返ると、今までも人間とウイルスは何度も闘ってきました。
そのたびに、多くの犠牲者がでたことも事実です。
今回はウイルスが我々に与える精神的負担という視点で考えてみようと思います。
新型コロナウイルスが私たちに与える精神的負荷について考えます
1.経済破綻
今回の新型コロナウイルスの影響で、多くの企業が倒産し、多くの方々が失職しています。
いつまで続くかわからないこの現状。失職して未来が見えない状況。これが私たちに大きな不安を与えます。
2.不要不急の外出を控えることで
ウイルスの感染、自身が媒介者にならないためにも、不要不急の外出は控え自宅で過ごすように言われています。
これが我々にどのような影響を与えると思いますか?
自宅で過ごすことで失職した方々は、自身の今後の生活について考える時間が多くなり、よりいっそう不安を募らせることでしょう。
3.医療崩壊
今後、新型コロナウイルスの蔓延により、確実に医療崩壊が起こります。
まず、患者をみる医療者が足りないこと、治療ができる病院が限られていること、医療者自身がウイルスに罹患することで、さらに治療をする医療者は減ってしまうことでしょう。
感染しても、適切な治療を受けられない等の不安が生まれることも予測されます。

いつ終息するのかわからない新型コロナウイルス。失職して、経済的な不安がある中、自宅に引きこもる。このような状況にいれば「もう、自分の人生は終わった。この先、就職先もみつからない。家族も養えない、妻に見捨てられた。」等、今まで当たり前だった生活が崩れていくことになります。
この結果、人は抑うつ的になり、症状が悪化すれば、自殺をしてしまう人もいます
抑うつでは以下のような精神症状や身体症状がみられます。
精神症状
・気分の落ち込みが特に朝、強くみられ、憂鬱で悲しい気持ちになる意欲の低下
・好きだった趣味やテレビなどの娯楽も楽しめず、家族や友人と話すことも億劫に感じる
・毎日の生活に張りがなく、身だしなみや服装にも関心が持てない
思考力・集中力の低下
・不安や焦りを感じて落ち着かず、集中力が低下する、イライラする
自尊心の喪失
・希望が持てない、自分を責める感情
死や自殺を考える
・死にたい気持ちになる、自殺を図ろうとする
身体症状
・食欲がなく何を食べてもおいしくない、食べることが面倒に感じ、体重が減る
・過食になり、体重が増加する
睡眠リズムの異常
・寝付けない(入眠困難)、夜に何度も目が覚める(中途覚醒)、寝ても寝た気がしない(熟眠障害)、朝早くに目が覚める(早朝覚醒)、1日中寝ている(過眠)
倦怠感・疲労
・体が重だるく、疲れが取れない、すぐに疲れる
その他の症状
・性欲の低下、頭痛、関節痛、胃痛、めまい、便秘、息苦しさなど

このような症状が出てきたら、注意が必要です。
まとめ
実際にこのような状況で自殺をはかり、今後、精神科に入院をしてくる患者が増えてくると思います。
今はまだ、いつか終息するときが来ます。大丈夫です。と軽々しく言うことはできません。
人は弱い生き物です。このような精神状況に陥る可能性があることも認識しておき、今後に備えていきましょう。

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