【声掛けやタッチング】辛い時に側に寄り添うと人は安心感を抱きます

タッチングNURSING
ナースマン

最近は、後輩看護師の研修で指導者として参加することが増え、昨日も指導者として多重課題研修に参加をしてきました。あるシナリオにおいて、研修を受ける2年目看護師さんは看護師役を演じ、多重課題をどうこなすか研修が進められます。そんな中、僕は患者役を演じたのですが、感じたことがあったのでブログにしてみます。

どのような人に向けての記事か

・機械的に看護業務を行っているかもしれない人

・不安や苦痛で困っている人に何かしてあげたいけど、どうしたらよいかわからない人

 

ナースマン

この記事を読むと、「寄り添う」ということがどういうことなのかがわかります。

多重課題研修で患者役をやってみて僕が感じたこと

常日頃、看護師として患者の看護を行っていますが、

実際に自分が患者としてベッドに横になり、看護師の対応を受けることは初めてでした。

患者として対応を受けて感じたことをあげます。

 

1.横になると視界は天井しかなく、何とも言えない不安感が生まれた
2.身体の辛い状況は不安感を増大させ、余裕がなことで、さらに苦痛や不安は増大した
3.看護師の優しい声掛けやタッチングが不安を取り除き、安心感に変わった
ナースマン

患者役を演じただけだったんですが、いろいろなことを感じました。

看護師の優しい声掛けやタッチング

声掛け

もちろん、苦しさや辛さの原因を取り除くと楽になるため、苦痛や不安は軽減されると思います。

しかし、安心感のある声掛けやタッチングは、予想以上に不安の軽減に効果があると思いました。

患者は天井しか視界に入らないため、「看護師が発する声」で、自身の状況や看護師の様子、いろいろなことを察知するんだなということも感じました。

そのシナリオは、何度か繰り返し行うので、順番に違う2年目看護師が看護師役を演じることとなります。

患者に不安感を与えないように、優しく声掛けを行い、時には患者へタッチング等も行う人もいましたが、

中には、今、患者に起きている現象だけに気が向いてしまい、患者に声を掛けるわけでもなく、機械的にバイタルサインを計測し、医師に連絡・・・等の対応で終わる人もいました。

 

ナースマン

ここでタッチングに関して説明しますね

マイナビ看護師 


タッチングについて

タッチングとは、非言語的コミュニケーションの一つで、患者さんの身体に触れること。タッチングには、マッサージや指圧など、治療を目的とするタッチング、バイタルサインの測定や清拭、検査など処置目的のタッチング、苦痛・不安の軽減や励ましなどコミュニケーションを主体とした共感的タッチングがあります。

看護におけるタッチングとは、共感的タッチングを指すことが多いです。患者さんに安心と安楽を与えるために欠かせないケアであり、意識的にもしくは無意識的に行われています。

タッチングの効果

患者さんに安心感を与えて、不安をやわらげる効果があります。また、患者さんと看護師との間に親和感が生まれて、患者さんが悩みや不安を表出しやすくなるという効果もあります。こうした効果は、ほとんどの看護師が自分の経験によって認識していると思われます。また、患者さん側からは、「気持ちに寄り添ってくれる感じがした」など、タッチングの効果をあらわす声も多く聞かれます。さらにタッチングの効果については、交感神経や副交感神経など生理学的指標をもとに効果を示す研究も数多く行われています。


辛い時に側に寄り添うことで人は安心感を抱く

ナースマン

看護師から声掛けやタッチング等を受けることで不安感が軽減し安心感が生まれました。

これは何も看護師だけが使える技術ではなく、人間関係の中で、誰かが不安や辛さを感じているとき、同様に使える技術だと思います。

ただし、あまり信頼関係ができていない人同士や男性から女性へのタッチングは、下手をすると、奇妙に思われたり、セクハラ等の問題に発展する可能性もあるので、この技術を使用する際は、自身で見極めなければいけません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

自身が患者役になってみて、感じたことです。

看護師としての僕は、技術として意識をして行っているわけではなく、無意識に行っていると思います。

誰かが、苦痛や不安を感じているとき、まずは、その辛さに寄り添う心を持つことが大切なのだと思いました。

本日は、【声掛けやタッチング】辛い時に側に寄り添うと人は安心感を抱きますというテーマでお話しさせていただきました。

それでは^^

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