さて、本日のタイトルは「世の中、普通と言われる人生を送れる人は一握り」と付けました。今回の記事はどういう内容かといいますと・・・現在、精神科にて働く僕がみる世界を語っていこうと思います。
普通と言われる人生を送れるのは一握り?
お父さん・お母さんがいて、幸せな家庭環境の中で育ち、学校に通う。友達ができて、彼氏彼女ができて、働いて、結婚して、マイホームを買って、子供を養って、幸せな老後を迎えて・・・
こんな風に、一般的な幸せの定義みたいなものが世の中にはあります。しかし、精神科で看護師として、働く中、このような人たちは一握りであると感じています。
~精神科にいる患者さんたち~
精神科には様々な精神疾患を抱えた患者さんがいます。その精神疾患により、日常生活を普通に送ることがままならない人たちが多くいるのです。
それでは、精神科にはどんな病気の人たちがいるのでしょう?
~精神科の病気と日常生活への影響~
ここでは3つの精神疾患を紹介します。画像も参考にしてみてください。
画像の青枠は、看護としての関りです。
統合失調症
幻聴、幻覚、妄想などの症状が現れる病気です。
「お前を殺してやる!」等と声が聞こえたり、目の前に常に小人がいる・・・なんて状況想像できますか?
うつ病
気分の落ち込み、意欲の低下、食欲不振等が出現する病気です。
これは、皆さんの中にも経験したことがある人もいるかもしれません。ひどいうつ状態になると、自殺をしてしまう人もいます。
強迫性障害
バカらしいと思うのに手を洗うのをやめられない・・・等、強迫的な行動にとらわれてしまう病気です。
気分が上がらない、死にたい・・・
分かってるけど、手洗いがやめられない・・・
こんなことが毎日続いていたら、普通の生活を営むことができないのは、想像に難くないでしょう。
他にも、人とコミュニケーションが上手く取れない、気分の上がり下がりが激しい、自分は醜いと感じる・・・等々、様々な患者さんがいます。
まとめ
誰もが、このような病気になりたくてなったわけではありません。程度はあれど、世の中には、本当に多くの精神疾患を患う患者さんがいます。一括りに不幸な人生とは言い切れませんが、苦しんでいるのは確かです。
目に見えない病気であるだけに、他者からは理解されないことも多いのが現状です。そんな中、自身の精神疾患と向き合いながら、必死に生きています。
このような世界もあるということをお伝えする記事でした。
それでは
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